歴史公園 鞠智城

1300年前の古代歴史浪漫に触れる

鞠智城(きくちじょう)は、7世紀後半(約1300年前)に、大和朝廷が築いた山城です。

シンボルである「八角形鼓楼」をはじめ、米倉、兵舎・板倉などが復元されています。また。城の立地や規模、構造などを体験的に学習できる歴史公園として整備されています。

鞠智城

国指定史跡 鞠智城跡

7世紀頃の日本は中国大陸や朝鮮半島との緊張関係にありました。663年の朝鮮半島における白村江(はくすきのえ)の戦いで大敗した大和朝廷は、西日本の守りを固めるため各地に山城を築きました。
ここ鞠智城は、九州を統治していた大宰府やそれを守るための大野城、基肄城に武器や食糧を送る基地だったと考えられています。

温故創生館

ガイダンス施設 温故創生館

鞠智城が築かれた時代やその役割、城の構造について、展示と映像で学べる施設です。

所在地
〒861-0425 山鹿市菊鹿町米原443-1
営業時間
9:30~17:15(入館は16:45まで)
休館日
月曜日(祝祭日の場合は翌日)、12月25日~1月4日
温故創生館

温故創生館内(入場無料)では、パネルや写真、出土遺物、復元模型などを使って、鞠智城や当時の背景などにちて、わかりやすく解説しています。鞠智城の見どころや菊池川流域の文化財を紹介する映像も上映されています。
また、2階には、兵馬俑の実寸大レプリカの展示や公園全体を眺めながらゆっくりと休憩できるスペースもあります。

古代米

公園では、さまざまなイベントが開催されたり、9月の古代米が色づく季節には、多くのカメラマンが訪れたりと、歴史を学ぶだけでない楽しみ方もできます。
鞠智城のマスコットキャラクター「ころう君」も人気です。